AIペルソナであることを開示する方法

最終更新日: 2026年10月15日

架空の人物のフォトリアルなAI画像を公開するなら、人の目に触れる場所でAIであることを明示してください。すべての投稿にプラットフォームのAIラベルを付け、プロフィールにも一行書きます。EUでは2026年8月2日から、職業上の活動でAI画像を使うすべての人にとって法的義務となっており、欧州委員会のガイドライン案は、実在してもおかしくないリアルなペルソナも対象になるとしています。このガイドは法的助言ではありません。

EU AI法が求めること

AI法(AI Act)第50条4項は、「ディープフェイク」を生成するAIの導入者(deployer)に対し、そのコンテンツが人工的に生成または操作されたものであることの開示を義務づけています。ディープフェイクとは、実在する人物、物、場所に似ていて、本物であるかのように誤って見えるコンテンツです。導入者とはAIシステムを使うすべての人を指しますが、純粋に個人的で職業外の活動は除かれます。そのため趣味のアカウントは対象外になりうる一方、ブランドのペルソナや収益化しているインフルエンサーは対象に含まれます。

  • 架空の人物も対象です。欧州委員会の第50条に関するガイドライン(2026年7月に案として承認、正式採択は未定)は、被写体が実在しうる誰かに似ていれば十分だとしており、リアルなAI生成のアバターやペルソナも含めています。
  • 「フィクションです」が通用する範囲は限られます。明らかに芸術的、創作的、架空の作品には、作品を損なわない形での開示という軽い義務が適用されます。ガイドラインはこれを厳格に解釈し、純粋に商業的なコンテンツを除外しています。該当しない例としてガイドライン自身が挙げているのは、スポンサー商品を試すリアルな合成インフルエンサーです。
  • ラベルは目に見える必要があります。ツールの提供元が付ける不可視の透かしは、第50条2項に基づく提供者(provider)の別の義務であり、あなたの視聴者には何も開示しません。
  • 第50条違反の罰金は、最大1,500万ユーロまたは全世界年間売上高の3%です。

デジタル・オムニバスで延期された?

いいえ、あなたの義務は延期されていません。デジタル・オムニバス規則(Digital Omnibus)(EU 2026/1744)は、2026年8月2日より前に市場に出た生成AIの提供者に対し、機械可読なマーキングの期限を2026年12月2日まで猶予するものです。ディープフェイクを開示するあなたの義務は動いていません。欧州委員会のマーキングとラベリングに関する行動規範(Code of Practice)は任意です。

各プラットフォームが求めること

  • TikTok:コミュニティガイドラインは、リアルに見えるシーンや人物を描いたAI生成コンテンツにラベルを付けるよう求めています。ラベルのないコンテンツは削除、制限、またはTikTokによるラベル付けの対象になることがあります。
  • YouTubeは、リアルなAI生成・加工コンテンツの開示を義務づけています。YouTube StudioのAI使用に関する質問で「Yes」と回答してください。違反を繰り返すと、コンテンツの削除やパートナープログラムの停止につながることがあります。
  • InstagramとFacebook:Metaは、フォトリアルな動画とリアルな音声についてAIの開示を義務づけています。このルールに静止画は明記されていませんが、「AI info」ラベルは用意されているので使いましょう。
  • LinkedInは、ファイルにコンテンツ認証情報(Content Credentials)が含まれていればそのアイコンを表示し、一部の国ではAIの使用を自己申告できます。任意ですが、私たちなら投稿本文にも書きます。

ペルソナが何かを売るとき

広告のルールが上乗せされます。米国では、FTCの推奨に関するガイド(Endorsement Guides)が、実際の消費者に見える人物を広告に登場させるなら、本物の消費者であるか、そうでないことを広告で開示しなければならないとしています。EUでは通常のステルスマーケティング禁止が適用され、商業的なペルソナのコンテンツはAI法上の軽い扱いを受けられません。広告であることとAIであることの両方を表示してください。ペルソナをレビューや体験談に使うことは絶対にやめましょう。Dittoshotの利用規約は偽のレビューを全面的に禁止しています。

AIペルソナのチェックリスト

  • プロフィールにわかりやすい一行:「AI生成のキャラクターです。実在の人物ではありません。」
  • 最初の投稿だけでなく、すべての投稿でプラットフォームのAIラベルをオンにする。
  • ペルソナが実在の人間だと主張するキャプションや返信をしない。
  • スポンサー投稿には、広告の表示とAIの表示を両方入れる。
  • 表示は読みやすく。30個のハッシュタグの後ろに埋もれさせない。

Dittoshotは画像を作るだけで、代わりに投稿することはありません。ラベルはあなたが付けてください。Dittoshotの仕組みもご覧ください。